『諸田玲子作 蛍の行方』のカバーアート

諸田玲子作 蛍の行方

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諸田玲子作 蛍の行方

著者: 諸田 玲子
ナレーター: 河崎 卓也
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このコンテンツについて

密名を帯び、お鳥見役の主が消息を絶って1年余り。
留守を預かる女房珠代に心休まる日はない。
身近に暮らす子供らの人知れぬ悩みを知って心をくだき、その成長を見守り、隠居となった父の寂寥を慰め、組屋敷に転がり込んだ男女と幼子らの行く末を案じる、、、。
人生の哀歓を江戸郊外の四季の移ろいとともに描く連作短編。珠代の情愛と機転に、心がじんわり熱くなる。
お鳥見一家の清爽人情話、シリーズ第二弾。
©諸田玲子 (P)株式会社朗読社
文芸小説

諸田玲子作 蛍の行方に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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シリーズ2作目(と書いて欲しいです!)

昔の小説は読まれる方も少ないせいか、評価も少ないですが、時代小説として良作でした。時代背景や登場人物のおかれた状況は厳しかったりしますが、夫婦、家族、想い人、それぞれの人物の情が丁寧に描かれていて、ほっこりしました。

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主人公が鳥見役の女将という設定

女将の心持ちを通じてストーリーを語る点が新しかったし、ストーリーもいくつも山があり良かったです

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視点が新鮮

主人公は、タイトルの通り、お鳥見役の妻。
おそらく40代で年頃の子供が4人いて、孫もいて、大家族を支える頼もしい女性です。
彼女の視点から語られるストーリーが新鮮でした。
ナレーターの声はいいのですが、息継ぎが大きく、少し耳につきました。

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    5 out of 5 stars

1巻は人情がメイン。この2巻は謎多く手に汗握る展開に。でもやっぱり主役はお鳥見女房。

登場人物の心情の描写に、筆者の確かな筆力を感じます。
若い世代の気持ちもわかり、老父の気持ちもわかるお鳥見女房のたまよ。実は、1年以上もお役目で留守にしている夫を思い、心を痛めている。家人にはその痛みを見せずに、一日一日を丁寧に過ごしている。
毎日の暮らしに疲れた時読むのにうってつけです。小説世界に没入されてくれ、読後は私も頑張ろうと思わせてくれます。

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